厚生労働省と農林水産省は2012年5月25日、米食肉会社スイフトのグランドアイランド工場(ネブラスカ州)で加工した牛肉に対する輸入停止措置を同日付で解除したと発表しました。
昨年12月から輸入を停止していた経緯は、この工場から輸入した牛肉に牛海綿状脳症(BSE)対策の一環で、現在日本が輸入を認めていない、「特定危険部位」と指定されている牛肉の部位・脊柱が含まれていたことが判明したためでした。
その後の調査によると、この牛肉は脊柱の流通が認められている
「米国内向けの製品」が誤って日本に輸出されたことが判明したそうです。
いったん箱詰めした後、別の箱に詰め替えた際に誤って日本向け製品用のラベルを貼ったことが、日本に輸出された原因だと分かりました。
この工場が、箱の破損などを理由に詰め直した製品は日本に一切輸出しない、といった再発防止策を決めたため、輸入を再開しても安全を確保できると両省が判断して決定されたそうです。
国民一人当たりの肉類の消費が、日本人の約三倍という肉食の本場である米国から輸入される牛肉は、赤身肉が美味しいことで知られています。
安くて美味しい輸入牛肉を、消費者である私たちが安心して食べられるように輸出・輸入に関する取り締まりは国がきちんと管理しています。
いつも当たり前のように美味しいお肉が食べられるのは、表に出てこない部分できちんと管理・規制がなされているからこそなんですね^^
改めて、安全・安心な美味しい牛肉を食べられることに感謝したいと思います!