肩の部分にあるロース部位を「肩ロース」と呼んでいて、脂肪がとりわけ入りやすい霜ふりの柔らかい赤身肉で、ほどよい食感と濃厚な味が特徴です。
ちなみに「ロース」という名称は、ローストに適する肉という意味からきた名前だそうです^^
肩ロースは、ロースの芯部を作っている胸(背)最長筋の最も頭にちかい前の部分で、この後部にリブロース、サーロインと続いています。第6~7肋骨間で背線に対し、垂直に切断した「かた」の部分から「うで」「ばら」を除いた部分になります。
ロースの特徴とは?
しかし、この部位でロース特有の持ち味があるのは、リブロースに続く全体の4分の3程度です。残りの部分は、頭に寄った首の部分となります。
「肩ロース」は、ロース特有のきめの細かい肉質で、柔らかい風味があり非常に優れた部位です。ロースの芯部を構成する胸(背)最長筋の周辺の筋肉もきめ細かく、和牛などは脂肪交雑、いわゆる霜降りの入りやすい部分です。
しかし、リブロースやサーロインに比べるとやや筋っぽいので、厚切りにして使う料理には不向きと言えるでしょう。
肩ロースは、脂肪が適度にあることから薄切り肉を使う料理に適しているといわれています。
非常に風味が良いので、すき焼きや煮込み料理などに最適ですが、筋切りをすればステーキにも使うことができます。
今夜は、美味しい牛肩ロースを使って家族ですき焼きなどはいかがでしょうか?
う~ん、想像するだけでヨダレが出てきてしまいますね!