高級肉として誰しもが聞いたことがあるだろう日本三大和牛。口の中に入れた瞬間に肉汁のうまみが広がりとろけるような絶妙な食感は1回食べたら忘れられなくなりますよね。
その日本三大和牛の頂点と言われているの「松坂牛」のルーツについてお話しましょう。
松坂牛は全部メスだって知ってましたか?
松坂牛には4つの定義があります。
- 兵庫県産系の優れた血統を持つ黒毛和種のメスの子牛である。
- 三重県松坂牛生産区域内で飼育する。
- 飼育期間は生産区域で最長にして最終であること。
- 出産をしていないこと。
これらの定義に沿うようにしっかり管理された黒毛和牛のメスが「松坂牛」なのです。
松坂牛のさらに上のレベルに松坂肉あり
松坂牛を精肉して、肉と脂肪の状態、肉と脂肪の霜降りの交差具合が上質であることが条件なのです。
つまり松坂牛の中でも最上級なお肉が「松坂肉」ということです。
松坂牛のルーツは農作業用の牛だった?
松坂牛のルーツは兵庫県但馬地方の農作業用として買われていた牛なんです。昼間と朝夕の寒暖差が大きいことから味のいい脂の乗った牛が育つことから松坂地方で飼育されているというわけです。
松坂牛の飼育農家は牛を家族同然に大事に育てているので気品のある松坂牛が育つのです。
松坂牛のうまさの秘密はココにあります
松坂牛を飼育している松坂牛生産区域内の自然が一番にあります。昼間と朝夕の寒暖差がある気候、そして最高の良質な水。この環境が松坂牛をすくすくとた肥育させるのです。
さらに並々ならぬ飼育農家の努力があります。裏舞台では食欲増進のために牛にビールを飲ませたり、焼酎で体全身をマッサージしたり、そしてなんと1頭1頭別々の部屋で育てるなど、弛まぬ努力によって最高の品質が保たれているのです。
まさしく和牛の王様「松坂牛」なのです。