日本三大和牛の1つ、それが米沢牛です。そのため徹底した管理と厳しいテストを受け選ばれた牛のみが米沢牛の称号を得ることができる貴重な和牛です。
米沢牛の歴史
松坂牛、神戸ビーフに並ぶ日本三大和牛の1つ「米沢牛」ですが、
その歴史は古く、明治から徹底した管理で守られてきた日本を代表するブランド牛と言えます。
明治4年に外国語教師として招かれた英人チャールズ・ヘンリー・ダラス氏が
全国に広めたと言われております。
当時日本では4つ足の動物を食べる習慣はありませんでしたが、
ダラスが米沢の牛を買い上げてコックに調理させたのが始まりで、
その牛肉のあまりのおいしさに驚き、横浜の牛肉問屋を通して
全国に広げたと言われています。
米沢牛の種類
米沢牛を名乗るには、徹底したテストに合格した牛のみになっており、
山形県置賜地方3市5町への居住を条件に推進協議会の登録が必要です。
種類は黒毛和種を18ヶ月以上の飼育が必要で、
枝肉重量は、雌で330kg、去勢で380kg以上、等級格付けA5、B5以上と
非常に厳しい条件をくぐり抜けた希少価値の高い和牛です。
米沢牛はだからうまい!!
ここまで徹底管理と厳選された和牛のみに与えられる称号が米沢牛です。
山形は、南に吾妻連邦、西に飯豊連邦の山々に囲まれた置賜盆地で
夏冬の寒暖の差が激しい気候と肥沃な土地です。
その厳しい環境が自然な霜降りを作り出し、
きめ細やかな肉質に仕上がると言われています。
また山形と言えば水も豊富で透き通った赤身が形成されているようです。
それこそがおいしさの秘訣になっており、全国の和牛と比べても融点が低く,
そのため脂質が口の中で溶けやすいのが特徴です。
まさに口に入れるとトロける食感が味わえます。
新鮮なものは刺身としても良く食べられるほど上質な味わいです。
また脂質も甘いので、口の中で一瞬でとろけ、
甘さがジワって広がり一度食べればそのおいしさの虜になると言われています。
それこそが米沢牛のうまさの秘訣です。